2014年12月2日火曜日

第47回衆議院議員総選挙が始まりました!

本日、第47回衆議院議員選挙が告示されました。

物価が上がり、景気も雇用も不安定で、
生活に追われる師走の大変にあわただしい時期に、
突然、降ってわいたように、
700億円(国民一人当たり700円)近くの税金を使ってまでの
解散総選挙。

「なんで今、選挙なの?」 多くの国民が首をかしげています。
まぁ、忙しいし、消費税上げないと言ってるし、
別に大きく変わりそうもないし、
今回は行かなくていいか、、、
そう思っている方も多いように見受けます。

しかし!それこそ、安倍自公政権の思うつぼなのでしょう。
この暮れの忙しい時期に、出来るだけ争点を隠して、
投票率を下げれば、
利権で縛った業界団体などの固定票を確実に動員できる
与党自民党、公明党に圧倒的に有利です。

国民の視点からは、まったくやる必要のない選挙ですが、
安倍自公政権にしてみれば、自分たちが権力の座に
少しでも長く居続けてやりたい放題やり続けるには、
一番いい時期という判断なのでしょう。

では、本当にそれでいいのか。
この2年間、安倍政権は、
特定秘密保護法の強行採決、
国民的な議論もないままの集団的自衛権の解釈変更に始まり、
国会での審議を軽んじて、独断専行の政治を続けてきました。
挙句の果てに、自らが重要法案と言っていた女性の活躍を応援する法案を放り出してまでの解散。

多くの国民がどことなく不安に感じているこうした政治スタイル。
議論を封じて、私が決めたのだからと
議論せず、させずに独断専行するやり方。
国会の形骸化。議会の軽視。
戦後培ってきた我が国の民主主義そのものを
危うくさせていると感じます。

安倍総理はアベノミクスの効果を喧伝しますが、
それは安倍総理がアベノミクスで儲けさせた人々に囲まれて、
彼らの声だけにしか耳を貸していないからでしょう。
円安による輸入原材料費や公共料金の値上がりで、
苦労している中小企業や庶民生活の厳しさ。
雇用は増えたと言い募っても、
実態は非正規雇用で不安定かつ低所得。
物価高で目減りする年金など、
一般の国民の声が全く聞こえていないからです。

円安、株高で儲かった企業からの自民党への献金は急増。
アベノミクスで儲かっている人だけに囲まれて、
彼らのためにだけの強権的な独りよがりの
暴走政治になんとか歯止めをかけないといけません。
このままの政治を続けさせてしまうのか。

先日、自民党が政権に不利な情報が報じられたことに対して、
公正、公平な報道をと具体的な要請を報道側にしました。
表向きはもっともように聞こえますが、
これは自分たちに都合の悪いことをいうなよ、
という報道の自由に対する政治的な圧迫に思います。

本来、民主主義を支え、国民の目となり、耳となり、
主張を伝える基本となるべきメディア。
なぜかどこも論調は似たり寄ったり。
政府情報の垂れ流し、礼賛のような有様となっています。

この道しかない、ここを行くしかない、
安倍総理は言います。
では、このままいくとどうなるか。

今回、安倍総理は、
アベノミクスについて国民に問うと言っている。
しかし、選挙後、もし安倍政権が勝てば、
国民の信任を得た、としてやることは必ずや、
労働法制の改悪であり、
社会保障制度改革の先送りであり、
公共事業予算、防衛予算の増加であり、
原発の再稼働であり、
特定秘密保護法や憲法解釈の変更に伴っての
戦争参加を可能にする法律群の整備であり、
その先は、憲法9条改正への独断専行政治だと思います。
今回の選挙は、そのための時間稼ぎ、
政権延命のための選挙ともいえます。

暴走するこんなおかしな政治の流れを変えるためには、
今回の選挙はとても大切です。

今回、現実的に政権交代はできません。
どの野党も、突然の解散でそこまでの力はない。
その中で、安倍政権に緊張感を持たせ、
国民に対する説明責任と国会での徹底的な審議をさせ、
国会が役割を果たして、安倍政権の暴走を食い止め、
議会制民主主義を機能させていくためには、
非自公で一つでも多くの議席を取り、
議会での対抗勢力を大きくしなくてはなりません。

こうした状況の中で、断腸の思いで他の野党に小選挙区を譲り、
歯を食いしばって忍んで時を待つことにした同志の方が大勢います。何としても、今回、小選挙区で出た民主党候補者には小選挙区で、厳しくとも比例で議席を得てもらうこと、そのために出来ることを尽くしていきたいと思います。

私は、党職員として、今回は、岡田克也代表代行の遊説担当をしています。同時に地元千葉2区はじめ民主党へのご支援をお願いしていきます。

なお、日々の動向はフェイスブックでできる限り、お知らせしていきますので、そちらも見ていただけると、大変、嬉しく思います。どうぞよろしくお願いします。

ひぐちひろやす 拝




 

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